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病蓐
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びょうじょく
ふりがな文庫
“
病蓐
(
びょうじょく
)” の例文
近ごろかの尾上家に頼まれて、橘之助の
病蓐
(
びょうじょく
)
に附添って、息を引き取るまで世話をしたが、多分の礼も手に入るる、山そだちは山とか、ちと看病
疲
(
づかれ
)
も出たので
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夫にして一朝事業に失敗するとか、あるいは長い
病蓐
(
びょうじょく
)
に臥すとかいうことの起った場合には、今まで家庭に
燻
(
くすぶ
)
っていた妻が奮然立って外に働かねばならぬかも知れぬ。
夫婦共稼ぎと女子の学問
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
病蓐
(
びょうじょく
)
辺で鼠鳴けば病人助からずという(一八五九年板『ノーツ・エンド・キーリス抄記』一二頁)。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
愴然
(
そうぜん
)
たる感いと深く、父上母上の我が思いなしにやいたく老いたまいたる、
祖母上
(
ばばうえ
)
のこの四五日前より中風とやらに
罹
(
かか
)
りたまえりとて、身動きも
得
(
え
)
したまわず
病蓐
(
びょうじょく
)
の上に苦しみいたまえるには
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
濶達豪放の女丈夫! 渠は垂死の
病蓐
(
びょうじょく
)
に横たわらんとも、けっしてかくのごとき衰容をなさざるべきなり。烈々たる渠が心中の活火はすでに
燼
(
き
)
えたるか。なんぞ渠のはなはだしく冷灰に似たるや。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“病蓐”の意味
《名詞》
病蓐(びょうじょく)
「病褥」の別表記。
(出典:Wiktionary)
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
蓐
漢検1級
部首:⾋
13画
“病”で始まる語句
病
病気
病人
病院
病氣
病臥
病葉
病床
病躯
病褥