トップ
>
甲寅
>
きのえとら
ふりがな文庫
“
甲寅
(
きのえとら
)” の例文
「へ、へ、へ、この迷子札に書いてある、
甲寅
(
きのえとら
)
四月生れの乙松といふ伜を引渡して頂きたいんで、たゞそれ丈けの事で御座いますよ、御用人樣」
銭形平次捕物控:051 迷子札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そは
甲寅
(
きのえとら
)
の年も早や秋立ち
初
(
そ
)
めし八月末の日なりけり。目出度き相談まとまりて金子翁を八重が仮の親元に
市川左団次
(
いちかわさだんじ
)
夫妻を
仲人
(
なこうど
)
にたのみ
山谷
(
さんや
)
の
八百屋
(
やおや
)
にて
形
(
かた
)
ばかりの
盃事
(
さかずきごと
)
いたしけり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
と記して
傍
(
かたわら
)
に、寛政六年
甲寅
(
きのえとら
)
十二月 日とある石の記念碑である。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「へ、へ、へ、この迷子札に書いてある、
甲寅
(
きのえとら
)
四月生れの乙松という倅を引渡して頂きたいんで、ただそれだけの事でございますよ、御用人様」
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
目出度き
甲寅
(
きのえとら
)
の年は暮れて新しき年もいつか鶯の
初音
(
はつね
)
待つ頃とはなりけり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
甲寅
(
きのえとら
)
。四月生、本郷大根畑、左官伊之助伜 乙松
銭形平次捕物控:051 迷子札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
甲寅
(
きのえとら
)
。四月生、本郷大根畑
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“甲寅”の解説
甲寅(きのえとら、こうぼくのとら、こういん)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの51番目で、前は癸丑、次は乙卯である。陰陽五行では、十干の甲は陽の木、十二支の寅は陽の木で、比和である。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
寅
漢検準1級
部首:⼧
11画
“甲”で始まる語句
甲斐
甲
甲板
甲冑
甲高
甲羅
甲虫
甲走
甲斐性
甲斐甲斐