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生餌
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いきえ
ふりがな文庫
“
生餌
(
いきえ
)” の例文
蜘蛛はどうして此の危険な
生餌
(
いきえ
)
を少しもおそれないでゐられるのでせう? 蜘蛛は鋭い尖つた二本の牙をその頭の下に折り込んで待つてゐます。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
自分としては、どうも
生唼
(
いけずき
)
がほんとではないかという気がする。異相のある悍馬で、
生餌
(
いきえ
)
などを好んだので、そんな名を附したのではあるまいか。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところが、そうして相手が自失した有様に、むしろ法水は、残忍な反応を感じたらしかった。彼は、手中の
生餌
(
いきえ
)
を
弄
(
もてあそ
)
ぶような態度で、ゆったり口を開いた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
生餌
(
いきえ
)
を食うその貪慾さも、自分自身の映像に怯える神経衰弱さに比ぶれば、自然そのものの神性に近い。茲に於ては、恐るることは智慧の初めでなく、馴れ親しむことが智慧の初めであろう。
守宮
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
さりとては
胴慾
(
どうよく
)
な男め、
生餌
(
いきえ
)
食う
鷹
(
たか
)
さえ
暖
(
ぬく
)
め鳥は許す者を。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
「ああ、気が狂ったのか。君はレヴェズを
生餌
(
いきえ
)
にして、ファウスト博士を引き出そうとするのか」
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「それは、
餓虎
(
がこ
)
に
生餌
(
いきえ
)
を見せるようなものだ。すぐ跳びついてくるだろう」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“生餌(生き餌)”の解説
生き餌(いきえ、いきえさ、en: Live food、Live Baits)とは、生きた小動物を加工せずに餌にすることを指す。生餌、活き餌、活餌とも書かれる。
(出典:Wikipedia)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
餌
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死