“いきえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生餌75.0%
活画12.5%
活餌12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分としては、どうも生唼いけずきがほんとではないかという気がする。異相のある悍馬で、生餌いきえなどを好んだので、そんな名を附したのではあるまいか。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
斯涼しい活画いきえを見て居る彼の眼前に、何時いつとはなしにランプの明るい客間パーラーがあらわれた。其処に一人の沈欝ちんうつな顔をして丈高たけたかい西洋人が立って居る。前には学生が十五六人腰かけて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
事によると是は羊を以て狼を誘うのはかりごとで、の様な弱武者の木村父子を活餌いきえにして隣の政宗を誘い、政宗が食いついたらば此畜生こんちくしょうめと殺して終おうし
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)