生草なまくさ)” の例文
馬鈴薯じゃがいも甘藷かんしょ胡羅蔔にんじん雪花菜ゆきやさいふすまわら生草なまくさ、それから食パンだとか、牛乳、うさぎとり馬肉ばにく、魚類など、トラックに満載まんさいされてきますよ
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今柳橋で美人に拝まれる月も昔は「入るべき山もなし」、ごく素寒貧すかんぴんであッた。実に今は住む百万の蒼生草あおひとぐさ,実に昔は生えていた億万の生草なまくさ
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
だちょうの大食は少年にまさること数等すうとうである、かれのために少年たちは、毎日その食料たる木の根や、生草なまくさを、雪深くほらねばならなかった。これには一同へいこうしてサービスにいった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)