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生体
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しょうたい
ふりがな文庫
“
生体
(
しょうたい
)” の例文
それがまた
寝
(
ね
)
せ
付
(
つけ
)
られるようで快い。今眼が覚めたかと思うと、また
生体
(
しょうたい
)
を失う。繃帯をしてから傷の
痛
(
いたみ
)
も止んで、何とも云えぬ
愉快
(
こころよき
)
に節々も
緩
(
ゆる
)
むよう。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
例の花里
花魁
(
おいらん
)
でございますが、この
混雑
(
ごった
)
かえしている中に一層忙がしい、今日で三日三晩うッとりともしないので、只眠いねむいで
茫然
(
ぼっと
)
して
生体
(
しょうたい
)
がない。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おばあさんの体が
生体
(
しょうたい
)
なくグニャグニャになったというのだ。レウマチで関節の自由がよくなかったので、台湾からよい薬を持って来たから飲ましたのだといった。
旧聞日本橋:09 木魚の配偶
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
背に腹は
換
(
か
)
えられず、つい道ならぬ欲に迷いしために、
忽
(
たちま
)
ち
覿面
(
てきめん
)
の
天罰
(
てんばつ
)
受けて、かくも見苦しき有様となり、
御目
(
おんめ
)
にかかりしことの恥かしさよと、
生体
(
しょうたい
)
なきまで泣き沈み、
御恵
(
おんめぐ
)
みに
与
(
あずか
)
りし時は
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
馬「旨くも何ともありません、流されたのも長い間で、実に
私
(
わたくし
)
はどうも何とも
彼
(
か
)
ともいい様のない、
生体
(
しょうたい
)
も何もございません、残らず食ったものは吐いたから
最
(
も
)
う腹の中は
空
(
から
)
っぽうでひょろ抜けがして」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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また夢に
入
(
い
)
って
生体
(
しょうたい
)
なし。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
“生体”の意味
《名詞》
生体(せいたい)
生物の体。
死んでいるのではなく生きている体。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“生体”で始まる語句
生体解剖
生体組織
生体埋葬
生体磁気説
生体解剖要綱