ひょう)” の例文
その大きさひょうのごとし。生食してすこぶる旨く、その汁を搾って砂糖を和し飲めば瘟疫おんえきに特効あり。
さっそく焼肉の包みを解いてさかなとし、ひょうの口から冷や酒を仰飲あおっていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長者すなわち作人どもに命じ一切穀類を植えしむると数時間の後ことごとくひょうとなった。長者怪しみ問うと諸大士心配するな出精して水をやれといった。水をやり続くると瓢が皆大きくなり盛える。