猿抱負さるおんぶ)” の例文
なか/\、まだこれでもぼつちやんさへ御承知下ごしようちくだされば、くるま此處こゝ打棄うつちやつて、猿抱負さるおんぶおぶまをして、友造ともざうふんどしひもとほした天保錢てんぱうせんで、風車かざぐるまつておたせまをしたうござります。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)