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片股
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かたもも
ふりがな文庫
“
片股
(
かたもも
)” の例文
ソコで其の
片股
(
かたもも
)
だけ買う事に決めて、相当の
価
(
あたい
)
を払い、
若
(
もし
)
も暇ならば遊びに来いと云うと、
田舎漢
(
いなかもの
)
の正直、其の夜再び出直して来た。
木曽の怪物:――「日本妖怪実譚」より
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「おお、象よかろ、よかろ。手では短い、その、くにゃくにゃとした脚を
片股
(
かたもも
)
もぎとって、美婦がった鼻へくッつけされ、さぞよかろ。」
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そしてたずさえている猪の肉の
片股
(
かたもも
)
と、肉切り庖丁とを、彼らの目のまえに突き出した。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで
運出
(
はこびだ
)
した一枚は、胸を引いて吃驚するほどな大皿に、添えものが
堆
(
うずたか
)
く、鳥の
片股
(
かたもも
)
、
譬喩
(
たとえ
)
はさもしいが、それ、支配人が指を三本の焼芋を
一束
(
ひとつか
)
ねにしたのに、ズキリと脚がついた処は
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
股
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“片”で始まる語句
片
片隅
片手
片端
片頬
片方
片時
片側
片膝
片足