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片歌
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かたうた
ふりがな文庫
“
片歌
(
かたうた
)” の例文
この
三
(
みつ
)
つの
句
(
く
)
の
形
(
かたち
)
の
歌
(
うた
)
を、
後
(
のち
)
には、
片歌
(
かたうた
)
といつてゐます。これは、
歌
(
うた
)
の
半分
(
はんぶん
)
といふことでなく、
完全
(
かんぜん
)
でない
歌
(
うた
)
といふことであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
これは
片歌
(
かたうた
)
でございます。この時に、御病氣が非常に重くなりました。そこで、
御歌
(
みうた
)
を
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
それでは、これが
短歌
(
たんか
)
かといふと、
第一
(
だいゝち
)
、
片歌
(
かたうた
)
の
約束
(
やくそく
)
に
叛
(
そむ
)
きます。
片歌
(
かたうた
)
は、
片歌
(
かたうた
)
どうし
合
(
あは
)
せるもので、けっして、
短歌
(
たんか
)
と
一組
(
ひとく
)
みにはなりません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
これは
壽歌
(
ほぎうた
)
の
片歌
(
かたうた
)
です。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
私
(
わたし
)
はこのお
歌
(
うた
)
が、
神武天皇
(
じんむてんのう
)
のお
歌
(
うた
)
だといふ
片歌
(
かたうた
)
よりも、
古
(
ふる
)
いものだとは、あるひはもったいないかも
知
(
し
)
れないが、
信
(
しん
)
じるわけにはまゐりません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“片歌”の解説
片歌(かたうた)は、記紀歌謡などの古代歌謡の一種。五七七音の3句(計19音)で構成され、多くは問答体の歌である。この片歌を2首合わせたものは「旋頭歌」と呼ばれる。片歌は、思わず口から出る感情を五・七・七で表現したものであり、その片歌にさらに片歌で返したものが組み合わさると、「旋頭歌」となる。
(出典:Wikipedia)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
“片歌”で始まる語句
片歌問答