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爾雅
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じが
ふりがな文庫
“
爾雅
(
じが
)” の例文
予帰朝の直前
仰鼻猴
(
ぎょうびざる
)
という物の標品がただ一つ支那から大英博物館に届きしを見て、すなわちその『
爾雅
(
じが
)
』にいわゆる蜼たるを考証し
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
爾雅
(
じが
)
に「男子謂姉妹之子爲出、女子謂姉妹之子爲姪」と云つてある。甥の字はこれに反して頗る多義である。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
和名鈔
(
わみょうしょう
)
の菫菜で、
爾雅
(
じが
)
に、汋食
レ
之滑也。疏可
レ
食之菜也とあるによって知ることが出来る。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
庭園は抽斎の愛する所で、自ら
剪刀
(
はさみ
)
を
把
(
と
)
って植木の
苅込
(
かりこみ
)
をした。木の中では
御柳
(
ぎょりゅう
)
を好んだ。即ち『
爾雅
(
じが
)
』に載せてある
檉
(
てい
)
である。
雨師
(
うし
)
、
三春柳
(
さんしゅんりゅう
)
などともいう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
漢土最古の字書といわるる『
爾雅
(
じが
)
』に、
豕
(
い
)
の
子
(
こ
)
は猪とあり。『本草綱目』にも豕の子を猪といい、豚といい、豰というと出るから、豕和訓イ、俗名ブタの子が猪、和訓イノコだ。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
張華は「三尺以上為糞、三尺以下為地」とも云つてゐる。
瀵
(
ふん
)
も亦
爾雅
(
じが
)
に「瀵大出尾下」と云つてある。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
爾雅
(
じが
)
に「誰昔昔也」と云つてある。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“爾雅”の解説
爾雅(じが、Ěryǎ)は、中国最古の類語辞典・語釈辞典・訓詁学書。
儒教では周公制作説があるが、春秋戦国時代以降に行われた古典の語義解釈を漢初の学者が整理補充したものと考えられている。『漢書』芸文志には3巻20篇と記載されているが、現行本は19篇である。
漢唐の古文学や清朝考証学において特に重視され、十三経の一つにも挙げられている。唐代には石経(開成石経)にも刻まれた。
(出典:Wikipedia)
爾
漢検準1級
部首:⽘
14画
雅
常用漢字
中学
部首:⾫
13画
“爾”で始まる語句
爾
爾来
爾後
爾時
爾余
爾今
爾々
爾等
爾來
爾迦夷