ツメ)” の例文
或る古書は伝へて「其長ソノタケ九尺余、胴ヨリ頭小サク、オモテ赤ク眼丸クシテ鼻高ク、傍ヲ見ル時ハ肩ヲコスリ、口広クシテ耳ニ及ビ、歯ハ馬ノ歯ノゴトク雪ヨリモ白シ、ツメハ熊ノ手足ニ似タリ、髪ハネズミ色ニシテ……」云々うんぬんと記してゐる。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)
・朝風すゞしくツメでもきらう
行乞記:07 伊佐行乞 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)