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燒跡
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やけあと
ふりがな文庫
“
燒跡
(
やけあと
)” の例文
新字:
焼跡
燒跡
(
やけあと
)
にシヨンボリと立つてゐる、氣の拔けたやうなガラツ八の姿や、顏から腕へかけて、
晒木綿
(
さらしもめん
)
で卷かれた、痛々しいお靜の樣子を見ると、錢形平次が死んだといふのも
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
せめて
燒跡
(
やけあと
)
なりとも弔はんと、西八條の方に辿り行けば、
夜半
(
よは
)
にや立ちし、早や
落人
(
おちうど
)
の影だに見えず、
昨日
(
きのふ
)
までも美麗に建て
連
(
つら
)
ねし
大門
(
だいもん
)
高臺
(
かうだい
)
、一夜の煙と立ち
昇
(
のぼ
)
りて、
燒野原
(
やけのはら
)
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
思はざりき、
主家
(
しゆか
)
仆
(
たふ
)
れ
城地
(
じやうち
)
亡
(
ほろ
)
びて、而かも一騎の
屍
(
かばね
)
を其の
燒跡
(
やけあと
)
に留むる
者
(
もの
)
なからんとは。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
燒
部首:⽕
16画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“燒”で始まる語句
燒
燒餅
燒酎
燒石
燒痕
燒野
燒芋
燒死
燒米
燒出