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熟視
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よくみ
ふりがな文庫
“
熟視
(
よくみ
)” の例文
そして、首をひねりながら
熟視
(
よくみ
)
ると、今度はどうも粟田口物とは見えない、そうかといって
何国
(
どこ
)
の誰ともべつに当てがつかないのだ。
寛永相合傘
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
渠の
形躯
(
かたち
)
は貴公子のごとく
華車
(
きゃしゃ
)
に、態度は
森厳
(
しんげん
)
にして、そのうちおのずから
活溌
(
かっぱつ
)
の気を含めり。
陋
(
いや
)
しげに日に
黧
(
くろ
)
みたる
面
(
おもて
)
も
熟視
(
よくみ
)
れば、
清※明眉
(
せいろめいび
)
、
相貌
(
そうぼう
)
秀
(
ひい
)
でて
尋常
(
よのつね
)
ならず。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ハテなと思い眼をすえて
熟視
(
よくみ
)
ると、三十くらいで
細面
(
ほそおもて
)
の
痩
(
やせ
)
た年増が、赤児に乳房をふくませ、
悄然
(
しょうぜん
)
として、乳を
呑
(
のま
)
せていたのである、この客
平常
(
つね
)
は
威張屋
(
いばりや
)
だが余程臆病だと見え
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
熟
常用漢字
小6
部首:⽕
15画
視
常用漢字
小6
部首:⾒
11画
“熟”で始まる語句
熟
熟々
熟睡
熟柿
熟練
熟〻
熟慮
熟知
熟考
熟議