“熟議”の読み方と例文
読み方割合
じゅくぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よし。それでわしも顔が立った。そちらの事にも充分力をそえる。……が、今夜はこれで別れ、いずれまた、熟議じゅくぎいたそう」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もしそれが一家の批判を超越する場合には、批判その物の性質として普遍ならざるべからざる権威を内に具えているがためで、いわば相手と熟議じゅくぎの結果から得た自然の勢力に過ぎない。
文芸委員は何をするか (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「寺へ来い。そちの母がつくったという野菜など煮させて、一こん酌みながら、なお熟議じゅくぎしよう」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)