もだ)” の例文
かますの煙草入を懐中ふところしまうと、しずかに身を起して立ったのは——あらためて松の幹にも凭懸よりかかって、すがって、あせって、もだえて、——ここから見ゆるという、花の雲井をいまはただ、あおくも白くも
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)