“焼林檎”の読み方と例文
読み方割合
やきりんご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の友だちは焼林檎やきりんごを食ひ、この頃の寒さの話などをした。彼はかう云ふ話の中に急に矛盾を感じ出した。
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
にんじんはどうかというと、ぴりっとも身動きをせず、くちびるを壁土のように固くさせ、耳の奥がごろごろ鳴り、ほっぺたを焼林檎やきりんごふくらませながら、じっとしている。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
例の大陸朝飯あさめし——珈琲コーヒー巻麺麭まきパン・人造蜂蜜・インクのにおいの濃い新聞・女中の微笑とこれだけから構成されてる——を極度に排斥して、BEEFEXと焼林檎やきりんごと純白の食卓布に固執していることも
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)