トップ
>
無銭
>
たゞ
ふりがな文庫
“
無銭
(
たゞ
)” の例文
旧字:
無錢
無銭
(
たゞ
)
ではわるい、一日三銭も遣はさるやうに計らへ。疲れてだらう、脚を伸ばして休息せらるゝやうにしてあげろ。
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
上を下へと非常に混雑いたしますから、勘太はこれ幸いと
戸外
(
おもて
)
へ飛びだし、毎晩女郎屋近所に火事があればいゝ、
無銭
(
たゞ
)
遊びが出来るなんかと途方もない事を申します。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おい、
其
(
それ
)
だつても
無銭
(
たゞ
)
ぢやあ
不可
(
いけね
)
えよ
憚
(
はゞか
)
りながら
神方万金丹
(
しんぱうまんきんたん
)
、一
貼
(
てふ
)
三
百
(
びやく
)
だ、
欲
(
ほ
)
しくば
買
(
か
)
ひな、
未
(
ま
)
だ
坊主
(
ばうず
)
に
報捨
(
はうしや
)
をするやうな
罪
(
つみ
)
は
造
(
つく
)
らねえ、
其
(
それ
)
とも
何
(
ど
)
うだお
前
(
まへ
)
いふことを
肯
(
き
)
くか
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今夜は弁天様から
女福
(
にょふく
)
を授けられているそうだ、今の騒ぎで
無銭
(
たゞ
)
遊びをした上、
茫然
(
ぼんやり
)
帰
(
けえ
)
ろうとすると
此様
(
こんな
)
上首尾、と喜びまして
種々
(
いろ/\
)
お若さんに取入ろうとするが受付けません。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“無銭”で始まる語句
無銭飲