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為政者
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いせいしゃ
ふりがな文庫
“
為政者
(
いせいしゃ
)” の例文
しかし保元、平治
以来
(
このかた
)
の戦つづきに、歌人などは、まったく、無用の長物と忘れ去られて、ことに、
為政者
(
いせいしゃ
)
の眼からは
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ちがった信仰をもつ
為政者
(
いせいしゃ
)
が、単なる殖産政策の立場から、
勧
(
すす
)
め
諭
(
さと
)
して神山の樹を
伐
(
き
)
らせ、それを開墾して
砂糖黍
(
さとうきび
)
などを
栽
(
う
)
えさせ、鼠の居処を
狭
(
せば
)
めて
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
情に負けずに、不断に張り切っていなければならぬ
為政者
(
いせいしゃ
)
としての冷厳な心を取り返して、荒々しく叱りつけた。
老中の眼鏡
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
そしてそれは
為政者
(
いせいしゃ
)
の力でも阻止出来ない場合も起り得るということは、歴史の示す通りである。
千里眼その他
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
「
天網恢々疎
(
てんもうかいかいそ
)
にして
漏
(
もら
)
さず」なんて、あれはきっと昔からの
為政者
(
いせいしゃ
)
達の宣伝に過ぎないので、或は人民共の迷信に過ぎないので、その実は、巧妙にやりさえすれば、どんな犯罪だって
屋根裏の散歩者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
『仕置』は実に後世
為政者
(
いせいしゃ
)
の金科玉条として
遵守
(
じゅんしゅ
)
する所のものであります。
琉球史の趨勢
(新字新仮名)
/
伊波普猷
(著)
為政者
(
いせいしゃ
)
の心すべきところだ。それだのに殿は——。
稲生播磨守
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
法師は決して悲鳴をあげなかった、そんなにされても、時折、
慨然
(
がいぜん
)
と元気な声を張って、
為政者
(
いせいしゃ
)
の処置を罵り、そして手先になっている侍たちを、
嘲殺
(
ちょうさつ
)
するように笑ったりした。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
政
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“為政”で始まる語句
為政
為政家
為政以徳