“砂糖黍”の読み方と例文
読み方割合
さとうきび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写生の場所を変へるとき、あるひは帰るとき、彼らはこつそり砂糖黍さとうきびを折つて、その竹のやうに堅い茎をかじりながら、のどの渇きをいやした。
少年 (新字旧仮名) / 神西清(著)
金色の寝台の金具、家鴨あひるのぶつぶつした肌、切られた真赤な水慈姑みずくわい、青々と連った砂糖黍さとうきびの光沢、女のくつや両替屋の鉄窓。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
そのうちに砂糖黍さとうきび舶載はくさいして、暖地に移植してみたらと考えていますが、たばこと同様これも国内に拡まっていいものか悪いものか、考えさせられます
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)