“水慈姑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずくわい50.0%
みずぐわい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金色の寝台の金具、家鴨あひるのぶつぶつした肌、切られた真赤な水慈姑みずくわい、青々と連った砂糖黍さとうきびの光沢、女のくつや両替屋の鉄窓。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
水の滴りそうな水慈姑みずぐわいが、真赤なまま、道路で油煙を立てているランプのホヤを取り巻いて積っていた。一人の支那人がふらりと参木の方へ近寄って来ると、写真を出した。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)