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灰吹
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はひふき
ふりがな文庫
“
灰吹
(
はひふき
)” の例文
棧
(
かけはし
)
の
亭
(
ちん
)
で、
遙
(
はるか
)
にポン/\とお
掌
(
て
)
が
鳴
(
な
)
る。へーい、と
母家
(
おもや
)
から
女中
(
ぢよちう
)
が
行
(
ゆ
)
くと、……
誰
(
たれ
)
も
居
(
ゐ
)
ない。
池
(
いけ
)
の
梅
(
うめ
)
の
小座敷
(
こざしき
)
で、トーンと
灰吹
(
はひふき
)
を
敲
(
たゝ
)
く
音
(
おと
)
がする、
娘
(
むすめ
)
が
行
(
ゆ
)
くと、……
影
(
かげ
)
も
見
(
み
)
えない。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
旅籠屋
(
はたごや
)
でうんと酒を呑んで寢たと見せかけて、酒を
灰吹
(
はひふき
)
に捨て、新宿へ遊びに行くことにして、駕籠を飛ばして下谷の長者町に歸り、人を殺して曉方までに淀橋の
叶屋
(
かなふや
)
へ、また駕籠で戻つたのだ
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
灰吹
(
はひふき
)
の
蓋
(
ふた
)
だ。——流れないのが
可怪
(
をかし
)
いな」
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
灰
常用漢字
小6
部首:⽕
6画
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“灰吹”で始まる語句
灰吹銀
灰吹雪