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火牛
ふりがな文庫
“火牛”の読み方と例文
読み方
割合
かぎゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かぎゅう
(逆引き)
百計尽きて思いついたのが
火牛
(
かぎゅう
)
のはかりごとで、試みに牛の尾に火をつけると、牛も熱いのに堪えられなくなったと見えて、必死の力をふるって
起
(
た
)
ちあがると
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
倶利伽羅
(
くりから
)
を汽車で通った時、峠の駅の屋根に、車のとどろくにも驚かず、雀の日光に浴しつつ、屋根を自在に、
樋
(
とい
)
の宿に
出入
(
ではい
)
りするのを見て、谷に
咲
(
さき
)
残
(
のこ
)
った
撫子
(
なでしこ
)
にも、
火牛
(
かぎゅう
)
の
修羅
(
しゅら
)
の
巷
(
ちまた
)
を忘れた。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
むかしの合戦に
火牛
(
かぎゅう
)
の計略を用いたとかいうことは軍書や軍談で知っているが、いま
眼
(
ま
)
のあたりに火の粉を浴びた荒熊の
哮
(
たけ
)
り狂っている姿を見せられた時には、どの人も異常の恐怖に襲われて
半七捕物帳:29 熊の死骸
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
火牛(かぎゅう)の例文をもっと
(3作品)
見る
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒
“火牛”のふりがなが多い著者
岡本綺堂
泉鏡花