“火伏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひぶせ50.0%
ひぶ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さア、其處までは解りません。何分そんな事は一向氣にかけない東海坊樣でしたから、火伏ひぶせぎやうなどと言つて諸人を
毎年村々を舞いてあるく故、これを見知らぬ者なし。ゴンゲサマの霊験れいげんはことに火伏ひぶせにあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
土蔵の奥には昔から、火伏ひぶせの稲荷いなりまつってあると云う、白木しらきの御宮がありました。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
火伏ひぶせのぎやうだつて、本人は火遁くわとんの術のつもりさ。する事も言ふことも皆んな法螺だ。——尤も病氣だけは不思議によくなほしたが、癒つても後で金を絞られたから、丈夫になつても樂ぢやあるまい」