“火伏(ひぶ)” の例文
土蔵の奥には昔から、火伏(ひぶ)せの稲荷(いなり)が祀(まつ)ってあると云う、白木(しらき)の御宮がありました。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「火伏(ひぶ)せの行(ぎやう)だつて、本人は火遁(くわとん)の術のつもりさ。する事も言ふことも皆んな法螺だ。——尤も病氣だけは不思議によく癒(なほ)したが、癒つても後で金を絞られたから、丈夫になつても樂ぢやあるまい」