“ひぶせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火伏66.7%
火防33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さア、其處までは解りません。何分そんな事は一向氣にかけない東海坊樣でしたから、火伏ひぶせぎやうなどと言つて諸人を
毎年村々を舞いてあるく故、これを見知らぬ者なし。ゴンゲサマの霊験れいげんはことに火伏ひぶせにあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
火伏ひぶせぎやうとか何んとか言つて、散々賽錢さいせん祈祷料きたうれうをせしめた上、四方から火を掛けさせ、煙が一パイになつた時を見測らつて護摩壇の拔け穴から、茶店の床下へ拔ける筈だつたんだ。
「駄目だ、駄目だ、到底も駄目だ、これから火防ひぶせの御祈祷でもするだ。」
山岳美観:02 山岳美観 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)