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潰
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ひし
ふりがな文庫
“
潰
(
ひし
)” の例文
そして、時々合間を隔てて、ヒュウと風の
軋
(
きし
)
る音が虚空ですると、鎧扉が
佗
(
わび
)
しげに揺れて、雪片が一つ二つ棧の上で
潰
(
ひし
)
げて行く。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
だが、被害は、
書
(
ほん
)
どころではない。彼と武蔵の住む家さえ、跡形もなく
潰
(
ひし
)
がれて、手のつけようもない有様。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あわれや馬も人もその下になった者は悲鳴すら揚げ得ずに圧し
潰
(
ひし
)
がれてしまう。そしてたちまち、その口は、
累々
(
るいるい
)
たる大石に大石を重ねて封鎖されてしまった。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
潰
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
“潰”を含む語句
崩潰
打潰
虱潰
潰走
胃潰瘍
押潰
潰瘍
目潰
暇潰
決潰
鋳潰
酔潰
隙潰
潰島田
眼潰
喰潰
潰裂
潰家
手間潰
全潰
...