ひそむ)” の例文
旧字:
攻玉社は社長が近藤真琴こんどうまこと、幹事が藤田ひそむで、生徒中にはのちに海軍少将に至った秀島ひでしま某、海軍大佐に至った笠間直かさまちょく等があった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
専六もまた藤田ひそむ柏原櫟蔵かしわばられきぞうらと共に山澄の門にって、洋算簿記を学ぶこととなり、いつとなく元秀の講筵こうえんには臨まなくなった。のち山澄は海軍大尉を以て終り、柏原は海軍少将を以て終った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
藤田は維新後にひそむと称した人で、当時まだ青年であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)