トップ
>
漢籍
>
かんせき
ふりがな文庫
“
漢籍
(
かんせき
)” の例文
と驚いて大声に答えた伊吹大作、ふすまを引いてかしこまると、大岡越前守忠相はもうきちんと正座して書台の
漢籍
(
かんせき
)
に眼をさらしている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
今夜はまたとても
高踏的
(
こうとうてき
)
な
漢籍
(
かんせき
)
の列子の中にあるという
淵
(
ふち
)
の話を持ち出して父は娘に対する感情をカモフラージュした。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ある小さな銀行の常務取締だったが、銀行には一週に一度より出勤せずに、
漢籍
(
かんせき
)
と聖書に関する書物ばかり読んでいた。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
漢籍
(
かんせき
)
を積んだ床の間を背にした慷堂は、砂馬が「じじい」とか「じいさん」とか言っていたのから想像したほどの老人でもなかったが、小柄な
痩身
(
そうしん
)
はいかにもじじい臭く
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
「先生には
漢籍
(
かんせき
)
を習った時代から信用がございませんでしたからな」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
一、西洋書、
漢籍
(
かんせき
)
同様売買自在に御座ありたき事
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「はゝあ、
漢籍
(
かんせき
)
もお出来でしたか?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“漢籍”の意味
《名詞》
漢籍(かんせき)
中国の書物。
漢文で書かれた書物。
(出典:Wiktionary)
“漢籍”の解説
漢籍(かんせき)とは、中国大陸において著された書籍であり、一般に漢文で書かれた書物を指す。また日本で著された和書(国書)に対応する分類として用いられる。漢書(かんしょ、からぶみ)とも言う。
(出典:Wikipedia)
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
籍
常用漢字
中学
部首:⽵
20画
“漢”で始まる語句
漢
漢土
漢口
漢子
漢書
漢文
漢字
漢川
漢学
漢音