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漁師町
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りょうしまち
ふりがな文庫
“
漁師町
(
りょうしまち
)” の例文
待っていると云ったが、清吉は、秀八の後から
尾
(
つ
)
けて行った。
潮
(
しお
)
くさい
漁師町
(
りょうしまち
)
の
露地
(
ろじ
)
へ、彼女は、小走りに入って行った。
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
君は
眉根
(
まゆね
)
の所に電光のように起こる
痙攣
(
けいれん
)
を小うるさく思いながら、むずかしい顔をしてさっさとにぎやかな往来を突きぬけて
漁師町
(
りょうしまち
)
のほうへ急ぐ。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
島尻
(
しまじり
)
に
糸満
(
いとまん
)
という
漁師町
(
りょうしまち
)
があります。暮し方が違うので、風俗も違い持物も違います。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
公郷村
(
くごうむら
)
とは、船の着いた
漁師町
(
りょうしまち
)
から物の半道と隔たっていなかった。半蔵らは横須賀まで行って、山上のうわさを耳にした。公郷村に古い屋敷と言えば、土地の漁師にまでよく知られていた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あたかも
漁師町
(
りょうしまち
)
で
海苔
(
のり
)
を乾すような工合に、長方形の紙が行儀よく板に並べて立てかけてあるのだが、その真っ白な
色紙
(
しきし
)
を散らしたようなのが、街道の両側や、丘の段々の上などに、高く低く
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“漁師”で始まる語句
漁師
漁師原
漁師小屋
漁師村
漁師街
漁師達
漁師夫婦