“漁師町”の読み方と例文
読み方割合
りょうしまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待っていると云ったが、清吉は、秀八の後からけて行った。しおくさい漁師町りょうしまち露地ろじへ、彼女は、小走りに入って行った。
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君は眉根まゆねの所に電光のように起こる痙攣けいれんを小うるさく思いながら、むずかしい顔をしてさっさとにぎやかな往来を突きぬけて漁師町りょうしまちのほうへ急ぐ。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
島尻しまじり糸満いとまんという漁師町りょうしまちがあります。暮し方が違うので、風俗も違い持物も違います。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)