滅茶苦茶めちやくちや)” の例文
多分たぶんくちまねが拙手へたなので、だらうとおもひまして、それからとふものは滅茶苦茶めちやくちやにしやべりつゞけました。しかられればしかられるほどしやべりました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
ズボンは滅茶苦茶めちやくちや引裂ひきさかれ、片足かたあしくつ無殘むざん噛取かみとられて、いのちから/″\車中しやちうまろんだ。
けれども彼女は描寫したり物語をしたりする才のある方ではなかつたので大抵の時には質問を續けさせるよりは止めさせる積りのやうな、全く氣のぬけた滅茶苦茶めちやくちやな返辭をするのであつた。
やあ、滅茶苦茶めちやくちやだ、そら、鳥の巣も花壇くわだんも。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
なになんだか滅茶苦茶めちやくちやになつてしまつてよ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)