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温突
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おんどる
ふりがな文庫
“
温突
(
おんどる
)” の例文
その覚悟で建てた赤
煉瓦
(
れんが
)
の
温突
(
おんどる
)
式だからね。
憚
(
はばか
)
りながら酒樽と米だけは、ちゃんとストックして在るんだ。十日や十五日シケ続けたって驚かないよ。ハハハ……。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それから後を向いて、立っている三造にむかって「坐れ」というような手真似をしながら朝鮮語で何か言った。坐ろうにも、堅い土の
温突
(
おんどる
)
の上に座蒲団もなかった。
プウルの傍で
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
うたた
脾肉
(
ひにく
)
の
歎
(
たん
)
に耐えないのであったが、これも身から出た
錆
(
さび
)
と思えば、
落魄
(
らくはく
)
の身の誰を怨まん者もなく、
南京虫
(
なんきんむし
)
と
虱
(
しらみ
)
に悩まされ、濁酒と唐辛子を
舐
(
な
)
めずりながら、
温突
(
おんどる
)
から温突へと放浪した。
勧善懲悪
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
その部屋は天井の低い、三畳ほどの
温突
(
おんどる
)
であった。
床
(
ゆか
)
にはずっと渋色の油紙が敷かれていた。中庭に向って、四角な小さい窓が開いていて、障子の代りに青い簾が下っていた。
プウルの傍で
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“温突(オンドル)”の解説
オンドル(ko: 온돌)または温突(溫堗、おんとつ)は、朝鮮半島全体、中国東北部の一部にみられる暖房装置。かまどや炉から出される燃焼ガスを、居室の床下に設けた煙道に通して、床全体を暖める。
朝鮮半島では、クドゥル(구들)ともいう。中国東北部では炕(カン)または炕床などという。
(出典:Wikipedia)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
“温”で始まる語句
温
温和
温泉
温順
温柔
温気
温暖
温味
温泉宿
温泉場