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淫売
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じごく
ふりがな文庫
“
淫売
(
じごく
)” の例文
旧字:
淫賣
大
(
たい
)
そうに
悦
(
よろこ
)
んで、
己
(
おれ
)
も
仕手方
(
してかた
)
を使い、棟梁とも云われる身の上で
淫売
(
じごく
)
を買ったと云われては、
外聞
(
げいぶん
)
が悪いから、
相対
(
あいたい
)
同様にしてえと云って
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大次郎は悪い家へ這入ったので、こゝの家の表看板は料理屋ですが内実は
淫売屋
(
じごくや
)
でした。江戸時代に夜鷹は黙許されていましたが、
淫売
(
じごく
)
はやかましい。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
おのれ、
淫売
(
じごく
)
め! よくもよくも、人の仕事の邪魔をしおったな! 貴様がイングリード・アイネスだと、知らぬ俺だと思ってたのか! よくもよくも妻を
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
「こんな着物が着たさに
淫売
(
じごく
)
をしているのだなあ」と思うと
唾
(
つばき
)
を吐きかけてやりたい気になりながら、私は
鳶衣
(
とんび
)
の
袖
(
そで
)
で和らかにお宮を抱くような格好をして顔を
覗
(
のぞ
)
いて
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
彼
(
あ
)
の子の云うには、私もねえ元は立派な
御用達
(
ごようたし
)
の娘でございますから、
淫売
(
じごく
)
をしたと云われては世間へ
極
(
きま
)
りが悪いから、
惚合
(
ほれあ
)
って逢ったようにして
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
定
(
きま
)
った一人の旦那を守っているのでは無いらしく、大勢の男にかかり合って一種の
淫売
(
じごく
)
同様のみだらな生活を営んでいるのだと近所ではもっぱら噂された。
半七捕物帳:17 三河万歳
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
私も
淫売
(
じごく
)
のことで柳沢と喧嘩をするでもあるまいと、胸を
撫
(
な
)
でながら
家外
(
そと
)
に出た。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
御用達のお嬢さんだから喰わずに居ても
淫売
(
じごく
)
同様な真似はしないと、よく御覧、近辺の
小商
(
あきな
)
いでもして、可なりに暮して居るものでも、
小綺麗
(
こきれい
)
な娘があれば
皆
(
みん
)
な旦那取りをして居るよ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“淫売”の意味
《名詞》
淫売(いんばい)
女性が男性から金銭を受け取って性行為を行うこと。売淫。
1.を行う女性。また淫乱な女性。
(出典:Wiktionary)
淫
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“淫売”で始まる語句
淫売婦
淫売屋
淫売窟
淫売女
淫売店
淫売宿