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淡島
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あわしま
ふりがな文庫
“
淡島
(
あわしま
)” の例文
この子はアシの船に乘せて流してしまいました。次に
淡島
(
あわしま
)
をお生みになりました。これも
御子
(
みこ
)
の數にははいりません。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
本堂から
淡島
(
あわしま
)
さまのほうをまわってみた、けれども此処ならという処がどうしてもみつからないのである。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
観音堂に向って左は境内で、
淡島
(
あわしま
)
のお宮、花やしき、それを抜けると浅草
田圃
(
たんぼ
)
で一面の青田であった。
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
即ち、
淡島
(
あわしま
)
さま前なる小池は、田圃に於ける
掻堀
(
かいぼり
)
同様、泥まみれの老若入り乱れてこね廻し居けり。
東京市騒擾中の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
一人相撲であり、籠抜けであり、デロレン左衛門であり、丹波の国から生捕りました荒熊であり、
唐人飴
(
とうじんあめ
)
のホニホロであり、墓場の幽霊であり、
淡島
(
あわしま
)
の大明神であり
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
そこで宿屋の主人の世話で、九郎右衛門は
按摩
(
あんま
)
になり、文吉は
淡島
(
あわしま
)
の神主になった。按摩になったのは、柔術の心得があるから、按摩の出来ぬ筈はないと云うのであった。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
長吉はいつも巡査が
立番
(
たちばん
)
している左手の
石橋
(
いしばし
)
から
淡島
(
あわしま
)
さまの方までがずっと
見透
(
みとお
)
される
四辻
(
よつつじ
)
まで歩いて来て、通りがかりの人々が立止って眺めるままに、自分も何という事なく
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そこには森厳寺という寺があって、その寺中に
淡島
(
あわしま
)
明神の
社
(
やしろ
)
があります。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
道理で、五重の塔がある、
淡島
(
あわしま
)
堂がある。
弁天
(
べんてん
)
山の
鐘楼
(
しょうろう
)
がある。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
混雑のなかを
潜
(
くぐ
)
って、四人はひとまず
淡島
(
あわしま
)
の
社
(
やしろ
)
あたりへ出た。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
淡
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“淡島”で始まる語句
淡島様
淡島堂
淡島寒月
淡島道
淡島虎造