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消磨
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しょうま
ふりがな文庫
“
消磨
(
しょうま
)” の例文
こういう習慣は物事に執着して徹底的にそれを追究するという能力をなしくずしに
消磨
(
しょうま
)
させる。
一つの思考実験
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
父は
二宮流
(
にのみやりゅう
)
に与えんと欲し、子は
米国風
(
べいこくふう
)
に富まんことを欲した。
其
(
その
)
為
(
ため
)
関家の
諍
(
あらそい
)
は、北海道中の評判となり、色々の風説をすら
惹起
(
ひきおこ
)
した。翁は其為に心身の精力を
消磨
(
しょうま
)
した。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
悪人と云っても鬼畜ではない。良心を
消磨
(
しょうま
)
し尽くすことは容易のことでは出来ないと見える。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
毎日生活力の収入以上を費やしてる人々、彼はその一人であった。幼年時代から彼は労働と貧困とに
消磨
(
しょうま
)
されてきた。彼はあらゆる職業をやった、ガラス職人、鉛職人、印刷職人など。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
形体の世界はことごとく
消磨
(
しょうま
)
しまた更新する。そして不滅なる音楽よ、ただ汝のみは過ぎ去らない。汝は内心の海である。汝は深き魂である。汝の清澄な
眸
(
ひとみ
)
には、生の
陰鬱
(
いんうつ
)
な顔は映らない。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
磨
常用漢字
中学
部首:⽯
16画
“消”で始まる語句
消
消息
消魂
消化
消炭
消耗
消失
消防夫
消光
消滅