“しょうま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銷磨55.0%
消磨25.0%
升麻10.0%
小魔10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李はしばしば催してかつて遂げぬ欲望のために、徒らに精神を銷磨しょうまして、行住座臥こうじゅうざがの間、恍惚こうこつとして失する所あるが如くになった。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
父は二宮流にのみやりゅうに与えんと欲し、子は米国風べいこくふうに富まんことを欲した。そのため関家のあらそいは、北海道中の評判となり、色々の風説をすら惹起ひきおこした。翁は其為に心身の精力を消磨しょうました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
河原撫子かわらなでしこ女郎花おみなえし鵯花ひよどりばな、何やら升麻しょうま、車百合などの花が露重たげに頸垂うなだれている。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
二匹の小魔しょうまが肉と骨との間にはいり込んで、肉を肩にあてて骨を踏んばって、うんと力任せにり上がるかと思われるほどの肩の凝り、だんだん鼓動を低めて行って、呼吸を苦しくして
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)