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海老床
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えびどこ
ふりがな文庫
“
海老床
(
えびどこ
)” の例文
「なアに、彌次馬と言つたところで、皆町内の衆だ。井戸替へか神田祭のやうな心持で手傳つてくれるよ、なア、
海老床
(
えびどこ
)
の親方」
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
がらり、
紅葉
(
もみじ
)
湯の市松格子が滑ると、角の髪結
海老床
(
えびどこ
)
の親分甚八、蒼白い顔を
氷雨
(
ひさめ
)
に濡らして覗き込んだ。
釘抜藤吉捕物覚書:09 怨霊首人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
なに春見屋で
来
(
こ
)
ねえって、そんな事はありやせん、
前々月
(
せん/\げつ
)
の二日の
日暮方
(
ひくれかた
)
、
私
(
わっち
)
は
海老床
(
えびどこ
)
という西洋床を持って居りますが、
其処
(
そこ
)
へ旦那がお
出
(
い
)
でなすったから、久し振でお目にかゝり
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「いや、皆んな勝手に手傳つてくれてゐるよ。いの一番は
海老床
(
えびどこ
)
の喜八親方さ、まだ起きたばかりで、顏を半分洗つて飛出して來たが——」
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
海老床
(
えびどこ
)
の縁台では、今宵、後の月を賞めるほどの
風雅
(
みやび
)
はなくとも、お
定例
(
きまり
)
の芋、栗、枝豆、
薄
(
すすき
)
の類の
供物
(
くもつ
)
を中に近所の若い衆が寄り合って、秋立つ夜の露っぽく早や四つ過ぎたのさえ忘れていた。
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
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それを
五月蠅
(
うるさ
)
がつて、一度はつきり斷つたさうで、幾松はそれつきり柳屋へ來ませんが、その代り氣が少し變になつたとかで、たうとう
海老床
(
えびどこ
)
も止したと聞きました
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それを
五月蠅
(
うるさ
)
がって、一度はっきり断ったそうで、幾松はそれっきり柳屋へ来ませんが、その代り気が少し変になったとかで、とうとう
海老床
(
えびどこ
)
も止したと聞きました
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
左傷の五右衞門といふのは、
海老床
(
えびどこ
)
の親方の喜八で、少しばかり武藝の心得のあるのを
資本
(
もとで
)
に、下剃の周吉を見張りに使つて、大それた荒稼ぎを始めて居たのです。
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お關の一人息子で——ツイ三崎町の
海老床
(
えびどこ
)
で下剃をしてゐた幾松が、氣が少し變になつて、家へ引取られてブラブラしてゐるやうになつてから、お由良の足も遠退きましたが
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お関の一人息子で——ツイ三崎町の
海老床
(
えびどこ
)
で下剃をしていた幾松が、気が少し変になって、家へ引取られてブラブラしているようになってから、お由良の足も遠退きましたが
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
床
常用漢字
中学
部首:⼴
7画
“海老”で始まる語句
海老
海老錠
海老茶
海老蔵
海老茶色
海老茶袴
海老責
海老屋
海老色
海老鞘