“海嶺”の読み方と例文

読み方	割合
かいれい	100.0%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

かいれい(逆引き)

ここはいわゆる海嶺（かいれい）というところらしく、ゆるやかな起伏のある丘をなしていて、歩くたびに海底の軟泥（なんでい）は煙のようにまいあがる。

地球発狂事件 (新字新仮名) ／海野十三、丘丘十郎(著)

“海嶺”の解説

海嶺（かいれい）には、以下の2つの用法がある。

広義では、海洋底において海盆を分けているような、細長い山脈状の地形のこと。海洋の底において傾斜を伴った地形の高まりが細長く連なっている、いわば海底山脈のような場所全般を指す。海面下の地殻のプレートがマグマのホットスポットの上を移動しているあいだに、海山が次々と生成されることにより海底山脈（en: seamount chain）となっている（島や諸島となることもある）。

狭義では、海洋プレートが両側に引っ張られるために生じた地表の割れ目が直下のマントル（固体）の上昇によってうめられ、マントルの断熱上昇のために部分融解が起こりマグマが発生し、火山活動が起こり、新しいプレートと海洋地殻が生成される大規模な海底山脈のこと。中央海嶺（en: oceanic ridge）。
(出典:Wikipedia)