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浮袋
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ブイ
ふりがな文庫
“
浮袋
(
ブイ
)” の例文
自動車のタイヤのやうな円い
浮袋
(
ブイ
)
もあれば、8の字のや、また、
猿
(
さる
)
や
亀
(
かめ
)
や
鵞鳥
(
がてう
)
などの首のついた、乗つて泳げる
浮袋
(
ブイ
)
などもあります。
プールと犬
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
水夫も火夫もみんなポンプに掛り切っていて手が足りないんですから……
浮袋
(
ブイ
)
を離してはいけませんよ。仕事が出来ませんから……いいですか……
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
僕は、このまに
船橋
(
ブリッジ
)
の柱に架けてあった
浮袋
(
ブイ
)
を外して、それを身に着けた。何しろ、あと二、三分で、一千五百
噸
(
トン
)
の汽船が、爆破して、
木葉微塵
(
こっぱみじん
)
になるのだ。愚図愚図していられない。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
犬の飛びこんだすぐ向ふには、大きな鵞鳥の
浮袋
(
ブイ
)
につかまつて、小さな女の子が三人、ひどくあわてて、泣き声をあげてゐたからです。
プールと犬
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
それから
船橋
(
ブリッジ
)
の前にブラ下げて在った
浮袋
(
ブイ
)
を
一個
(
ひとつ
)
引っ抱えて上甲板へ馳け降りた。船尾から落ちた連中を
救
(
たす
)
けて水舟に取付かせてやるつもりだった。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
僕は、
只
(
ただ
)
一人、
浮袋
(
ブイ
)
に身を托して、
涯
(
はて
)
しない洋上を、浪に漂わねばならないのだ。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
小さい子は波にゆられて、出ることも立ち上ることも出来ないで、
浮袋
(
ブイ
)
につかまつたまま、アツプ・アツプしてゐます。
プールと犬
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
しかも、
浮袋
(
ブイ
)
一つに生命を托して、ひょうひょうと巨浪に飜弄されている。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“浮”で始まる語句
浮
浮世
浮標
浮々
浮雲
浮彫
浮気
浮木
浮腫
浮上