トップ
>
浅碧
ふりがな文庫
“浅碧”の読み方と例文
読み方
割合
あさみどり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさみどり
(逆引き)
それも暫しの程で、間もなく
浅碧
(
あさみどり
)
に冴えた氷の滝が行手を塞いでいる。水は依然として其上を流れているが、滑って危険で到底之を登る訳には行かぬ。
釜沢行
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
不動祠
(
ふどうし
)
の下まで行きて、浪子は岩を払うて
坐
(
ざ
)
しぬ。この春
良人
(
おっと
)
と共に坐したるもこの岩なりき。その時は春晴うらうらと、
浅碧
(
あさみどり
)
の空に雲なく、海は鏡よりも光りき。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
碧色——三尺の春の
野川
(
のがわ
)
の
面
(
おも
)
に宿るあるか無きかの
浅碧
(
あさみどり
)
から、深山の
谿
(
たに
)
に
黙
(
もだ
)
す日蔭の淵の
紺碧
(
こんぺき
)
に到るまで、あらゆる階級の碧色——其碧色の中でも
殊
(
こと
)
に
鮮
(
あざ
)
やかに煮え返える様な濃碧は
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
浅碧(あさみどり)の例文をもっと
(3作品)
見る
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
“浅”で始まる語句
浅間
浅葱
浅草
浅黄
浅
浅墓
浅慮
浅薄
浅草寺
浅猿
“浅碧”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
木暮理太郎