)” の例文
納経なふきやうの御望み叶はせられざりしより、竹の梢に中つてるゝ金弾の如くに御志あらぬ方へと走り玉ひ、鳴門の潮の逆風さかかぜに怒つて天にはびこるやう凄じき御祈願立てさせ玉ひしと仄に伝へ承はり侍りしが
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)