“流謫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るたく84.6%
りうてき7.7%
りゅうたく7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海と島々と土人達と、島の生活と気候とが、私を本当に幸福にして呉れるだろう。私は此の流謫るたくを決して不幸とは考えない……。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ユウゴオが王党の一人として流謫りうてきせられて居た英仏海峡の島からムネ・シユリイに寄せた物である。其れをドリヷルが朗読した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ここに赤穂義士の連盟も分裂の危機にひんしたのである。が、幸か不幸か、七月の二十二日になって、江戸の吉田忠左衛門から浅野大学が芸州げいしゅう広島へ流謫りゅうたくを命ぜられたことを報じてきた。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)