“油手”の読み方と例文
読み方割合
あぶらて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掃除しけるが下男げなんの善助は最早もはや膳部ぜんぶも出來たれば寶澤に申ける御膳ごぜんも出來候へばお師匠樣へ差上給へといへば寶澤は此時なりとかねたくみし事なれば今われ給仕きふじしては後々のさはりに成んと思ひければ善助にむかひ我は油手あぶらてなれば其方給仕きふじして上られよとたのむに何心なき善助は承知していまみづ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)