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沍寒
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ごかん
ふりがな文庫
“
沍寒
(
ごかん
)” の例文
窪地にスケート・リンクなどがあるくらゐだから
沍寒
(
ごかん
)
はきびしいのであらう。崖の縁へ出ると漸く休憩所の一つを見出した。
日本ライン
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蒙古人など
沍寒
(
ごかん
)
烈風断えざる冬中騎して三千マイルを行きていささか
障
(
さわ
)
らぬに、一夜地上に
臥
(
ふ
)
さば
華奢
(
きゃしゃ
)
に育った
檀那
(
だんな
)
衆ごとく極めて風引きやすく
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
夜も更けると、さらに生物の棲まない世界のような
沍寒
(
ごかん
)
の気が、耳も鼻も唇もほとんど無知覚にさせてしまう。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
沍寒
(
ごかん
)
と、霜と
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
沍寒
(
ごかん
)
の
大床
(
おおゆか
)
は氷を張つめたようである。泥舟はりゅうと一
颯
(
さつ
)
氷気を
裂
(
さ
)
いて相手の影へ迫った。
剣の四君子:04 高橋泥舟
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ライン遊園地もまだ完成しないで、自然の
雑木原
(
ぞうきはら
)
に近い。窪地にスケート・リンクなどがあるくらいだから
沍寒
(
ごかん
)
はきびしいのであろう。崖の
縁
(
ふち
)
へ出ると
漸
(
ようや
)
く休憩所の一つを見出した。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
沍寒
(
ごかん
)
の大河を裂くような一声が
彼方
(
あなた
)
にあって——
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
沍
漢検1級
部首:⽔
7画
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
“沍”で始まる語句
沍
沍々