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『日本ライン』
ふりがな文庫
『
日本ライン
(
にほんライン
)
』
舟は遡る。この高瀬舟の船尾には赤の枠に黒で彩雲閣と奔放に染め出したフラフが翻つてゐる。前に棹さすのが一人、後に櫓を榜ぐのが一人、客は私と案内役の名鉄のM君である。私は今日初めて明るい紫紺に金釦の上衣を引つかけてみた。藍鼠の大柄のスボンの、こ …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
間
(
まじ
)
悸
(
をのの
)
古井
(
こび
)
蹲
(
うづくま
)
騰
(
あ
)
番
(
つが
)
黝朱
(
うるみしゆ
)
稚
(
わか
)
皴
(
しゆん
)
今渡
(
いまわたり
)
犬帰
(
いぬかへり
)
渇驥
(
かつき
)
菰莚
(
むしろ
)
刎橋
(
はねばし
)
可児
(
かに
)
駱駝
(
らくだ
)
駛
(
はし
)
土田
(
どた
)
間
(
ま
)
迫持
(
せりもち
)
岐蘇
(
きそ
)
湍
(
たぎ
)
纜
(
ともづな
)
糶
(
せ
)
抗
(
あらが
)
榜
(
こ
)
沍寒
(
ごかん
)
滾
(
こぼ
)