“今渡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまど50.0%
いまわたり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、荷物送り出しの節、心安き牛方にても、初めて参りそうろう牛方にても、同様に御扱い下され、すべて今渡いまどの問屋同様に、依怙贔屓えこひいきなきよう願いたきこと。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この界隈かいわいに顔を知られている牛行司うしぎょうじ利三郎だ。その牛行司は福島から積んで来た荷物の監督をして、美濃みの今渡いまどへの通し荷を出そうとしているところであった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
右に折れて鉄橋を渡れば、対岸の今渡いまわたりから土田どたへ行けるのだが、それがライン遊園地への最も近い順路であるのだが、私は真つ直にぐんぐん駛らせる。
日本ライン (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
太田の宿しゅくにはいる。右へ折れて鉄橋を渡れば、対岸の今渡いまわたりから土田どたへ行けるのだが、それがライン遊園地への最も近い順路であるのだが、私は真直まっすぐにぐんぐんはしらせる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)