“永眠”の読み方と例文
読み方割合
えいみん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五六ページ繰って行くうちに、ふと教授の名前が眼にとまったので、また新らしい著書でもおおやけにしたのか知らんと思いながら読んで見ると、意外にもそれが永眠えいみんの報道であった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その永眠えいみんの時には法華経ほけきょうを読んでいて、声の止んだのを居睡いねむりかと家人にあやまられたと聞いて、ただありがたいことと思ったのみ、これでふたりとも親が亡くなったのだなとは考えながら
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
童話についても同様、『即興詩人』が出版されてから二、三カ月後にはじめて第一集が出、それから一八七五年八月四日に永眠えいみんするまでに百五、六十にも及ぶ多数の童話が書かれたのである。
絵のない絵本:02 解説 (新字新仮名) / 矢崎源九郎(著)