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気配
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けは
ふりがな文庫
“
気配
(
けは
)” の例文
旧字:
氣配
ときどきは
鬱々
(
うつうつ
)
として生命を封付けられる
恨
(
うら
)
みがましい生ものの
気配
(
けは
)
いが、この半分
古菰
(
ふるこも
)
を冠った池の方に立ち
燻
(
くすべ
)
るように感じたこともあるが
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
水泳は、ずっと前から自分でも禁じて居る。今日にかぎって泳ぐわけも無いのだが赫子も麻川氏も先刻からむしろ主人を先頭に泳がせ度い
気配
(
けは
)
いが見える。
鶴は病みき
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
彼の疲れた体にその塊は、強く生物の
気配
(
けは
)
いを感じさせた。よく
観
(
み
)
るとそれは象であった。
ドーヴィル物語
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そして位をもちつゝ行届いたしこなしに、斜に向い合った新吉は鏡に照らされるような
眩
(
まぶ
)
しい
気配
(
けは
)
いを感ずるばかりで、とてもカテリイヌの顔をいつまでも見つめて居られなかった。
巴里祭
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
老人はちょっとみんなの
気配
(
けは
)
いを
窺
(
うかが
)
ったが、心配そうな、
狡
(
ずる
)
そうな小声で
家霊
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“気配”の解説
気配(けはい、きはい)とは、視覚でははっきりとは見えないが、周囲の様子から何となく漠然と感じられる様子。ヒトでは微小な音やその遮り、風を含む空気の動きで察知しているほか、準静電界を感じ取っているという仮説もある。
転じて、株式市場や外国為替市場などでの取引で、売り方・買い方の動向(売り気配・買い気配)やそれが示す価格(気配値)にも使われる。
(出典:Wikipedia)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気味
気高
気狂