武士さぶらひ)” の例文
みらるゝにひさしく浪々なし殊に此程は牢舍らうしやせし事ゆゑはなはやつれ居ると雖も自然と人品じんぴんよく天晴の武士さぶらひなりしかば大岡殿しづかに言葉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打越下伊呂村のつゝみへ掛りし時は空もくも眞闇まつくらにて四邊あたりは見えねども急ぎて歸る途中思はず武士さぶらひ突當つきあたり段々樣子を承はりしにつれの女の行衞ゆくゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
凜々りゝしくたいして如何にも立派なる武士さぶらひ出立いでたちたりしかば是はと驚きさう云事いふことなら是非に及ばずと云直いひなほし早々此家を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)